《育成母集団とは…?》
●育成母集団とは、スポーツ少年団を側面から支援する大人の有志によるサポータークラブです。
●スポーツ少年団員は、未成年の団員ですから社会の中ではまだ保護を必要としています。
●「母集団」という名称は、日本スポーツ少年団の独自で共通の使い方です。その意味は“母親たちの集団”ということではなく、団活動を支える“母体となる集団”ということですが、その地域や団になじみやすい名称をつけ活動されてもかまいません。
●団の運営や活動は、基本的には自主・自立の精神をもって、団員と指導者、リーダーたちで進めることで成長していくことをめざしています。
●しかし、団の組織づくりや運営、活動のしかたや場所の確保、指導者や活動資金集めなど、困難なことがたくさんあります。指導者も十分でないから人手も必要になります。このようなとき、頼りになる「サポーター」であり、そして団員が将来加入できる地域のスポーツクラブがほしいのです。
●育成母集団のメンバーには、団員の保護者にかぎらず、地域のスポーツや青少年に理解のある成人の方ならだれでもなれます。
●様々な職業や経験のある人たちが一緒になって、異業種間交流や異世代交流の場としても活動できることが団員である少年少女たちにとっても重要です。
●そして、団活動を支援するばかりでなく、育成母集団自身も、自らスポーツや文化的な活動を楽しむ地域の新たな生涯にわたるスポーツクラブとして活動をします。
●スポーツ少年団の登録状況からみると、約80%以上の団に育成母集団が結成され、熱心な活動をしてくださっています。しかし、金銭的な支援だけとか、行事のお手伝いだけになってしまい、「不満クラブ」のような声も多く聞かれます。
●スポーツ少年団は、生涯にわたるスポーツを楽しむ地域クラブをめざして活動をし、そのための貴重な存在として「育成母集団」を位置付けています。
《育成母集団の役割・活動内容》
●育成母集団の役割として、次の3つをあげることができます。
(1)スポーツ少年団に対する支援・協力活動
ex)黄色いレシート、会場までの送迎、主審・塁審等…。
(2)スポーツ少年団活動への理解を広め加入促進をする活動
ex)2015年11月21日(土)行われるような体験会等…。
(3)育成母集団自身のスポーツや文化的な活動
ex)2015年度交流大会反省会で優勝したような、ミュージカル等…。